Leica Shop ライカショップ

あれこれ迷っていても仕方が無い。そうだ、ライカにしよう。そう思うと行動は早い。早速日本での価格をチェック。なぜって?フランスの消費税は20%。それだけでも日本の方が安い。とにかくほとんどのものが日本の方が安い。Leica M-E70万、M-Pだと100万を超えている。まあ、キャノンなどもフラッグシップは70万位することを考えると恐ろしく高いわけではない。で、ドイツ製のライカ。ちなみにフランスだったらいくらかな?とネットで調べてみると…およそ80万…フランスの方が安い。となると日本行きを待たずにこちらで購入することに決めたのだった。

さて、ライカはどこで買うのか?パリには数件のライカショップを発見。量販店と価格は変わらないようなのでそれならば直営店がいい。一番近いパリのサントノーレ店にしよう。気を落ち着けるためにスクーターでなくメトロで行こうと決めた。最寄り駅はSaint-Philippe-du-Roule。大っ嫌いな乗り換えなく一本でいける。駅を降りてすぐにそれはあった。

 

なんとなく雑誌やムックで見る黒を基調とし日の丸のような赤い丸いロゴのショップ。ここに足を踏み入れるときが来るとは…Zeiss Ikon Digitalが出ないのがいけないのだ…

案の定(?)客はいない。風呂屋の番頭のように入り口を入ると店員が鎮座していた。用件を聞かれたので「M-Pを頂戴」と告げる。希望の色を聞かれるとストックを探しに消えていった。

やがて箱を抱えて出てきた彼の手には日本のムックなどで出てくるような白い手袋はなかった。お客が座る椅子もない。早々に購入を決めて顧客登録などをするときに一言聞かれた。「免税にしますか?」フランスで高価なものを買ったこと無かったし、フランスに住んでいることもありその時はしないと答えてしまった。

 

ライカのロゴがびっしり入った紙袋がやや恥ずかしくも、また狙われるのかも?と思うとドキドキしながら家路に。家に着くと開封の儀。何ともゴージャスな化粧箱。新品の香である。でもレンズは日本に帰ってから。手元にあるアダプターを使ってContax IIasonnarなどで試し撮り。そのアダプターにやや問題ありでレンジファインダーでの撮影はちょっと難しいことがわかりちゃんとした撮影はお預けだな…と思った瞬間に自分が2週間後に日本に行くことを思いだし店のアンソニーが言った「免税」が頭をよぎった。消費税20%が返ってくるのは魅力だ。翌日スクーターでライカショップを目指すこととなる。

 

相変わらずお客のいないライカショップ。アンソニーがまた出迎える。そこでまずはバッテリーを入れるとエラー表示される(交換時期を示すようなアラート)事を伝えた。これはアップデートで対応できるとのことだ。そして免税手続きが可能か聞いてみた。その時確かにアンソニーは「チェ!」と舌を鳴らしたのを見逃さなかった。”一瞬面倒だな”という表情になりかけたのをおさえて笑顔に変えて「出来る」と言ってくれた。免税用の書類を製作している間、中古ブースを覗いた。昨日カメラを手にしてから気になった以外に重い重量とつかみ所の無い形状からグリップが欲しいと思っていたからだ。そして免税で返ってくる分から適当なレンズを探してみる。そこにあったのは最軽量な現行レンズELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.とりあえずカメラに対して純正なレンズが一本合っても悪くない。これにGPS機能を搭載したマルチファンクショングリップも中古で発見。冷静になれば高価だがライカを真剣に使うには必要と、免税で戻ってくる金額よりちょっと足が出たが購入。無事免税が済んだことで実質M-Pは直営店で購入して65万ほど。日本の価格に比べ4割ほど安い計算になる。その分存分にレンズにかけてやることが出来るというわけだ。

 

こうしてとりあえず形になったLeica M-P。最初の撮影はその後すぐに出かけたチェコになった。その話しはまた別の機会に…

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コメント: 1
  • #1

    Sherlyn Crandall (火曜日, 24 1月 2017 19:18)


    My family members every time say that I am wasting my time here at net, except I know I am getting know-how every day by reading such good articles.