TMAX Vベルト交換

 うちのTMAXは2006年製で中古、個人売買で購入。前のオーナーからベルトなどはマロッシに交換しているといわれていた。ウェイトローラーも14gと16gに変えてあるとのことだった。まあ、前のオーナーが若い人だったこともありフル加速とかを多用したのだろう。3万キロちょっとでクラッチはスカスカになった。

 全走行距離4万キロを超えて、手元に来てから1万キロを走破。Vベルトは2万キロごとの交換だ。ということはそろそろだということでベルトに合わせてプーリーなども交換しようと準備を進めていた。フロントのブレーキでローターも交換し、覚悟を決めて交換をした。

 

今回のメニュー

1.Vベルト交換 チェーンのRKから出ている純正より低価格のVベルトをチョイス

2.プーリー交換 星野設計のマエストロ・ローズをチョイス。低速・高速にカーブの違うガイドを設けている。CNCカッティングの精度の高いモノだ。ランププレートも同時交換。劣化を考えスライドピースもマロッシのモノに。

3.ウェイトローラー 星野設計社長お勧めの16g/22gに交換。低速側では加速重視でありながら高速では回転を抑えた走行が可能とのこと。

4.劣化を考えセンタースプリングも交換。カラーがホワイトの13%ハードをチョイス。

5.クランケースのエアフィルター交換

 

ということで大分交換するパーツがあったわけだけど、安心して乗れるから。2006年製というと10年前のスクーターになる。さすがにネジとかが固くなってて、このボルトやネジを外すのに手こずる。これが無ければ作業はスムーズ。今回のメニューで2時間かからなかった。

 

外したパーツを見てみると、まずプーリーの中のウェイトローラーにはグリスが塗られた痕跡が無い。マロッシはグリスレスと聞いたこともあるけどローラーはどれもすり減って円では無く多角形になっていた。プーリーもマロッシだったのね。Vベルトもマロッシ。素人目にはベルトはまだまだいけそうな感じがしないでも無い。

 

 原チャリの時代からスクーターなんて乗ったことが無くスクーターをいじくるのはこのTMAXが初めて。ましてやノーマルを知らない状態ってのが怖い。まあ、とりあえず、取り付けを完了して試運転。滑り出しがとてもスムーズに。あの、ローラーの変形にグリス無しを見れば今までぎくしゃくしてたのが当然だ。走り出しはやや力がなくなった?感がある。その分一気に回転が上がろうとする。うちの地下駐車場からやや長い地下道を恐る恐るゆっくりと走る。地上に出て加速。むむむっ!エンジンが一気に吹け上がる。まだ裏道なので安全運転。そして、国道片道三車線の広い道路に。

信号待ちですり抜けて先頭に。青で一気に加速。速い!引っ張られる!エンジンの美味しい回転数付近で加速が続く。そして8%上り勾配。80km/h位で巡航して、そこから上り勾配のままアクセルワイドオープン。アクセルあけた分だけ加速する!どこでもアクセルをあければそれについてくる!なんだこれは。楽しいじゃ無いか。今までのと比べると何かリミッターを解除したというか、つまっているモノがすっと取れたというか何とも乗りやすくなった。アクセルを戻してエンジンブレーキも全くぎくしゃくしないし、乗りやすくなった。ただいつもよりも常用の回転数が上がったので燃費は悪化しそうだ...ついに1桁台になるのか?

 

ということで明日からドイツに撮影で1週間出張。しばらくはTMAXもお休み。その間盗まれないでいてくれると良いのだが...