RTS III その2 セガン島

バカンス中の娘だが、遅れを取り戻すために日本語学校は普通に開校。その間に近所を散歩...という名目でRTSIIIを持ち出した。今回は野外だから色々と試せるだろう...

 ルノーの工場のあったセーヌ川に浮かぶ島、セガン。20世紀に入って一時期は世界最大の自動車工場と言われたルノーの工場が島全体を覆い尽くした。1989年にルノー5がここで作られた最後の車として出荷されて幕を閉じた。その後廃墟となった工場はちょっとした軍艦島の様相のママしばらく過ごし、博物館や公園などの構想が生まれては消えていった。

ようやく意を決して音楽の殿堂としてコンサートホールが建設中。デザインは日本の坂茂。今年の夏にはオープン予定らしい。

 そんなセガン島をプラプラ散歩に出かけた。滅多に散歩などしないので、この島に上陸したのは数年ぶり...以前は公園だったのが工事中となっているが散歩やジョギングしている人影があるのでそのまま進んでいく。途中どこが工事中でどこに入れるのかよくわからない所に。まあ、広々としてるからということで進んでいくとおばあさんも歩いている。ところが橋に近づくと、どうも工事中の中にいるようだ。足場も不安定な橋を渡りきると、もうそこは完全に工事現場。外にも抜けられないので不安定な橋を戻る。このおばあさんと一緒に道を探すことに。このおばあさんが昔のルノーについて色々と話しをしてくれた。この足下が不安定な橋はダイデ橋。1928年製でルノーの工場に資材を入れるための本格的に作られた最初の橋だという。

 結局元来た道に戻ると、立ち入り禁止の札が...そこからきちんとしたルートを見つけてセーベール橋から対岸のセーブルという街に入った。途中島の中では掘っ立て小屋のような所にルノークラシックとしてルノードルフィンの最上級モデルONDINEが展示されていた。

 

ということで、小一時間の近所の散歩でルノーの歴史に触れることとなった楽しいモノとなった...が!RTSIIIのトラブルを発見!それはまた別の機会に...

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コメント: 4
  • #1

    やっぱりSW (日曜日, 28 2月 2016 03:55)

    Cite´musicalってこれですか。ムードンの丘の住民から文句が出そうな姿かたちですね。クリスタルピラミッドもそうだけどフランス人って意外と大胆。

  • #2

    Densuke (日曜日, 28 2月 2016 19:00)

    ローランも通った工場ですよね、、、パリから工業時代の痕跡がどんどん減って行きますね。

  • #3

    Biogon21 (日曜日, 28 2月 2016 20:11)

    やっぱりSWさま
    まあ、エッフェル塔も当時は奇抜なモノだったわけですから...

  • #4

    Biogon21 (日曜日, 28 2月 2016 20:13)

    Denseさま
    そうですね!言われてみれば。
    こう言う勢いでサンジェのお店も潰されそうです。(建物自体ということです)
    何か、歴史を大事にしなくなってるんでしょうかね。というかフランスの歴史が大事だと思う人たちが減っているのでしょう。色々な意味で。