Ballade Ernest エルネストの追悼サイクリング

サンジェの3大イベントの一つ、先代エルネストを追悼と、新年のサイクリングはじめを祝うBalade Ernest。昨年は日本にいたため参加出来ず。その前はシクログラフ誌でも紹介したようにエンドがもげるトラブル。今回は娘の授かったサンジェでACBOお披露目サイクリング!と意気込んだのはいいが、サンジェのブティックに集合して全行程を走るのはちょっとまだ娘にはきつい。先代のエルネストと長くつきあいのある年配のサイクリストはパリ市内で合流するので、そこにうちらも参加...の予定がうまく合流できず、集合予定地のエッフェル塔の後ろ、陸軍学校前で待つがサンジェの集団は現れない。前日のオリビエと集合場所と時間を決めていたが、その通りのコースを走るとも限らないのでこちらも早々にあきらめ娘のペースでそこからブティックに。

早めに着いたのでブティックで宴の準備を手伝うことに。運ばれるワインやビール。そして焼きたてのガレット。準備が整ったところでご一行様の到着。

新年の挨拶を交わす。皆同じようにこの年末で何キロ太ったとおなかの見せ合い。オリビエもたっぷり太っていた。

 

ユーロ高もあり、日本からのオーダーもほとんど無くなったサンジェ。もちろん国内、そのほかからも注文は絶え間なく来ている。年間で生産できる自転車の数など、たかがしれている。いつ消えてしまってもおかしくない状況なのは事実であるパリまで歩いても5分ほどの位置にあるブティック。周りは皆ビルになり、このサンジェだけが昔からの一軒家を維持している。最近ではルヴァロワ市からもビルにする勧告が来ており闘っているという。いろいろと厳しい状況下のサンジェ。なんとか、自転車の遺産であるサンジェが生き続けられる環境ができる事を願わずにいられない。