久しぶりのフィルム現像

　秋晴れの中、家族でブローニュの森へ。FOCAに残ったフィルムを使っちゃおうと撮影。何枚か撮影していると、フィルムを巻き取るときに固い感触。フィルムが終わったと巻き戻し始めたら「ブチ！」イヤな感じ。どうもフィルムがちぎれた様子。こうなったら暗室であけるしか無い。覚悟を決めて自家現像をやってみることに。何十年ぶりだろう(^^;

　やろう、やろうと準備だけはしてあったので溶剤を準備して作業開始。うちの浴室は2重トビラで窓が無いから暗室なのだ。カメラの背面カバーを外してフィルムをカメラ本体から抜き取ると、リールに巻き付けていく。暗闇の中でフィルムをいじる懐かしい感触。タンクに収めちゃえば後は電気のついた中での作業。

　フィルム本体を開けて見ると､なんとフィルムがちぎれてる。何がカメラの中であったのだろう...FOCAは巻き上げにトラブルがあるようだ。一回の巻き上げで済むのだがストロークは結構長い120°くらい。これを途中で戻してもシャッターが切れるので重なることがあった。今は慣れたけど。ストラップに引っかかったりするので結構巻き上げは大げさな動作となる。その時に連動しているカウンターもぐるぐる回ってしまう。こんなんで、今回はフィルムが切れるという事件...

　何とか現像は成功。最初の二枚は夏に日本にいたときのモノ。FOCAで商店街を撮ると昔の写真に見えちゃう。これがFOCAの魅力でもあるけど。その後はブローニュの森のアンフェリュール湖。秋晴れで気持ちの良い晴天のしただった。

ともあれ、自家現像に自信が付いたので今後は更に気軽に撮影が出来るでしょう。やっぱりフィルムが楽しいです。