心が清められるベル

自転車のベルです。アトミコとかではありません。エゾさんの自転車にはやはり日本製。しかしこのベル、ただ者ではありません。奈良時代、正倉院からの響きです。

製作したのは京都の”おりん”の職人さんが作ったモノです。仏壇にある「ち〜ん」とならすのがおりんです。

これに注目することは普段の生活からは少ないと思いますが、すごい世界だというのが今回わかりました。奈良時代から受け継がれる工法で一つ一つ手作りで作られているそうです。シンプルに見えるのですがその工程がなんと180にも及ぶというモノ。それはこれをならせばわかります。

その響きは何とも心洗われる響き。鳴り響く余韻はいつまでも止むことが無いかのように続きます。マキシカーのハブで組んだホイールがいつまでも回り続けるがごとく。

 そしてこの音は5年10年と使い込むと音色が熟成されていくというモノだそうでそれもまた体験したいと思う次第。

残念なのは手の込んだ作りですがステー部分はもっとシンプルでいいかもしれませんね。


問い合わせ先:白井ベル

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コメント: 2
  • #1

    Densuke (金曜日, 19 6月 2015 19:07)

    なかなか良い雰囲気のベルだと思ってサイトを見てみるとお値段にビックリ!心だけでなく財布も清められるベルですね!

  • #2

    Biogon21 (日曜日, 28 6月 2015 17:49)

    そうなんですよ〜気軽にどうぞ!とは言えない代物。それぞれの型を作って、出来たら型を壊さないと出来ない方法。どれ一つ同じ音色が無いというモノ。良く出来ていてパリの石畳では振動で、チリンチリン鳴ることもありません。
    この音色を聞いてしまうと、ちょっと虜にされます。値段を見て現実に帰ってきます...