エルネスト追悼サイクリングでのトラブル...

さて、大好評の(内輪で)ムービーはご覧いただきましたか?実はこの日はトラブルに見舞われたのでした。特に寒くも無く何ともちょうどいいサイクリング。パリ市内なのでだいたいのコンディションもわかるし。そして何より7m足らずで1万キロ達成できなかった昨年末。この日、エルネスト追悼サイクリングで1万キロを迎えられる。意気揚々で参加。ブティックに集まる面々。新年の挨拶。そしてスタート。

 

 早々にパンクをしたものが現れる。そして続いてのパンク。これが手間取った。650Bできていて替えのチューブを持っていない。他のほとんどは700C。無理に700Cのチューブをぶち込んで応急処置。すぐまた停まった。あきらめて普通にパッチでパンク修理。さ、再出発。あれ?ペダルが動かない。何か引っかかってるのか?で、ちょっと強めにペダルを踏み込んだ。リアでイヤな音...

恐る恐る後方、やや下をのぞくとあり得ない一にディレーラーとあり得ない形状のフェンダー...

全く理解できず途方に暮れる。みんなはもう見えないところまで行ってしまっている...

 

 携帯って便利だと思ったのはこのときだ。さすがに走っているのですぐには応答は無いけど3人くらいにメッセージを残す。そして、破損箇所の写真も送ってみた。しばらくして返事が来た。場所の確認をするとマルセルが駆けつけてきてくれた。状況を把握するとマルセルは解決策を練る。このときはエンドが折れてディレーラーが宙ぶらりん。解決策ができたモノのなんと工具が無い!50人ほどのサイクリストが集まってまともに工具が無い!まあ、人のこと言えないけど。見つけたのは一人チェーンカッターを持っていたこと。それが届いてチェーンを詰めてシングルスピードにして何とか自走してブティックまで戻るという策だ。チェーンカッターはあるのに8ミリのスパナ、あるいはワイヤーカッターが無いためディレーラーを分離できない!拾ったひもでくくりつける。このひもも長いので切りたいけどカッターも無い...ぐるぐる巻きで何とか対処。ここからまっすぐブティックに戻ったのでした。

 

せっかくのサイクリングにみんなと一緒に走れなかったのは非常に残念だけど思い出深い1万キロになりました。かつて無いトラブルにエリビエもあきれ顔だったが全体像が見えてくると、大きなトラブル出ないと判明。溶接部分がはがれただけだった。元々ニベックスがついていたのをエンドにディレーラーがつく部分を溶接していたところが耐えきれなくなったようだ。今日話を聞きに行ったらマルセル、ヴィクトールそしてオリビエの3人がかりで完璧に(メッキは無理だろうけど)直すと言ってくれた。私が撮った写真、ムービーはオリビエにとっても気に入られたようだ。そしてこのトラブルのおかげで更にサンジェと絆が深まったような感じがした。これもエルネストが導いたはからいなのかもしれない...

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コメント: 3
  • #1

    Densuke (火曜日, 28 1月 2014 11:56)

    たいへんでしたね!
    でも折れたのはエンド自体みたいですからステーに大きな影響はなかったのかなと想像します。
    工具を持たないのは判ります、重いですからね。でもフロントバッグには最低限の工具は入れておいた方が安心できますね。ヒモとかバンドとかも何かあると便利です。
    シングルも恰好良いけど走りが大変そうです!

  • #2

    cycle-shooting (日曜日, 02 2月 2014 15:02)

    日本からです!
    サンジェの連中と出し、近場のパリだし...と言う油断が招いたトラブル。
    こういうトラブルのあとはしばらく工具を持ち歩くのですがやはり重たく感じると置いてきてしまいます。そして、忘れた頃に...
    この前のソロツーリングでこれが起きなくてどんなに良かったかと...

  • #3

    Densuke (火曜日, 04 2月 2014 15:22)

    あ、日本ですか!
    一人の場合は工具・タイヤチューブ、必携ですね。整備が良くてもツーリング中は何が起きるか判りませんから、重くても自転車を引きずって何キロ(何十キロ?)も歩くより良いと思います。