シェラック・ニス

以前にも紹介したシェラック・ニス。今回またちょっと話題になったのでまた紹介してみましょう。

シェラックニスとは、ラック貝殻虫という昆虫が植物に寄生して分泌した淡黄色の樹脂質を精製したもの。

これをアルコールに漬けて水溶液にしてハンドルバーテープに塗り重ねていきます。

このシェラックニスはアルコールにのみ溶けるので、雨などの水にはびくともしません。

ハンドルバーに巻いたコットンテープのままだとすぐに汚れてだめになります。乗る人は1週間でだめになると言います。そこにこれを使うことで3〜5年は持たせようということ。いつ頃から使われたとか歴史や背景はわかりません。フランス以外でも使われたのでしょうか?

また、ツールなどロードレースでも使われたのでしょうかね?フランスで見かける戦前のバイクのハンドルバーには麻布のようなものが巻かれています。イタリアでは革巻きなんてのが主流だそうですし。

とりあえず、こちらでシェラックニスといえこういった状態で手に入れることができます。前回お話しした専門店というのはこれらが各色、各種で取りそろえてあるようです。

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コメント: 13
  • #1

    バカボン (金曜日, 25 1月 2013 18:06)

     各色って、琥珀色でも宝石の類と同じで、黄色っぽいとか茶色という感じですか?
    僕は、日本の訳知りのマニアから「フランスのシェラックじゃないと駄目だよ!!」と、怒られる側ですが、黄色に近いのなら欲しいですね。
     でも、ワシントン条約違反ですかね。

     話、違いますが、新年の写真が届きました。
     既に何方からか入手済みでしょうか?
     もしお困りでしたら、FACEBOOKのメール機能(メッセージ)にてやり取り致しましょう。 
     ご令嬢も写っていますです。

  • #2

    バカボン (金曜日, 25 1月 2013 18:13)

     一つ教えて下さい。
     僕の様に、バーテープの色を残す場合の透明(クリアー)のシェラックっていうのも有るのでしょうか?
     国産の白ラックだと、少し黄ばんでしまい、元のバーテープによっては、変てこな色になってしまいます。
     本場ASでは、如何しておりますか?

  • #3

    cycle-shooting (金曜日, 25 1月 2013 22:24)

    基本的にサンジェでは1色しか扱ってません。色を選ぶか、耐久性を選ぶかです。通常は白いバーテープを使ってニスを塗るので茶色になります。水色のテープや赤のテープに少しだけに酢を塗るなどの人もいますが基本は白とニスの自然の色です。私はそれが好きなのでほかを考えたことありませんでした。濃い色にしたければ茶色のべーテープというのもありましたね。

  • #4

    Densuke (金曜日, 25 1月 2013 23:34)

    黄色っぽいシェラックニスもあります。僕は一度普通の茶色にしようとして何度塗り重ねても濃い黄色(オレンジ)にしかならず焦った事があります。

  • #5

    cycle-shooting (金曜日, 25 1月 2013 23:56)

    ますます、シェラックニス屋さんが気になって参りました!

  • #6

    cycle-shooting (金曜日, 25 1月 2013 23:57)

    そういえばベルリンでこの週末はRaphaのサンプル商品の即売会があったかと...いいな〜行きたいな〜

  • #7

    Koya (土曜日, 26 1月 2013 04:07)

    ほほ~、これは面白い。様々な色を試したくなりますな。是非シェラックニス専門店のレポートお願いします。

  • #8

    バカボン (土曜日, 26 1月 2013 04:41)

     それは、シクログラフ2号に取っておきませんか?ハハハ
     万年筆のインクみたいになってきましたね。
     僕は、白のバーテープを着色して、好みの色にしちゃうのが良いと思います。
     アームズに載せた茶色のトーエイも、元は白のバーテープなんですよ。

  • #9

    nick (土曜日, 26 1月 2013 09:44)

    シェラックニスはインド〜東南アジア産です。クラシックギターの塗装で使われます(今では高級品のみですが) エタノールで溶かし、薄く薄く約300回ほど塗り・乾燥・磨き・を繰り返します。パリなら楽器製作の工房とかで入手先を聞くのも良いかも。色具合は溶かす量で調節ですね。

  • #10

    cycle-shooting (土曜日, 26 1月 2013 11:31)

    nickさま
    いらっしゃいませ!なるほど。ギターなどでも使われるんですね。ということはほかの楽器にも使われてるんでしょうかね?バイオリンやチェロなど。
    おそらく自転車屋も(いまやサンジェくらいしかやってないでしょうけど)楽器屋も家具屋も同じでしょうね。そんなに何件もあるとは思えません。そこではグラム単位で売ってるそうです。言ってみると最近のDIYショップと変わらなかったりsてたらがっかりだな。近所の大手DIYショップで家具など木工の塗装コーナーへ行くと昔ながらの瓶に入った塗料などが並んでますがこのシェラックニスはおいてないんですよね。

  • #11

    nick (土曜日, 26 1月 2013 14:52)

    では、どーんと買っちゃってみて^^
    http://store.shopping.yahoo.co.jp/kakumasa/11073300.html
    このニスは無漂白なので、仕上がりはバイオリンやチェロのような茶色っぽい飴色になります。シケラック、セラック、シェラックすべて同じです。

  • #12

    バカボン (土曜日, 26 1月 2013 16:25)

     僕は、これです。
     http://tezukuri-shop.jp/?mode=cate&cbid=97254&csid=1
     スピーカー音響板用天然ニス200cc
     
     nickさん
     自転車小僧は、フランス産の奴を自分でエタノールで溶かさないと駄目!!と、言われちゃうんですよ。
     僕はみたいのは、異端児です。

     何に使ったのか忘れてしまいましたが、他社の大瓶の赤ラックと白ラック一本ずつ、自転車で使いきってしまいました。

  • #13

    cycle-shooting (土曜日, 26 1月 2013 22:17)

    お〜シェラックニスでこれだけ盛り上がるとは...
    日本でもちゃんと手に入るんですね。まあ、東南アジアのものですから日本の方が近いわけで...