今日のAle Singer

久しぶりなものだからネタがいっぱい。

ほぼ1ヶ月の夏休みを前にショーウィンドーには膜が張られ(ガラスに裏からペンキみたいのを塗って中が見えないようになっている)て見えなくなっている。アトリエに入ると古そうなのがあったのでシャッターを切った。

そして、フレームを取りに行くというのでくっついて行くとそこは線引屋。メッキ、塗装のあとに指定があればここで線を入れる。ここでは1940年代の珍しいサンジェのポーターに出会えた。チェーンケースからオートバイのような太いフェンダーにも塗装と線引が行われていた。そして一台は日本行き。オーナーの名前もフレームに書かれていた。ここで入れてます。製作者がサインしてるわけではありません。

そして、ショップに戻って出てきたのは!?

ステム!!できました!!ちゃんとボルトヘッドには名前も入ってる!

がしかし、これをもらって家でつける!なんてことはできない。

とにかく指定の寸法でも手作り品。微妙な違いなどをすり合わせる面倒な作業が待っているという。ということでステム変更、サイズのあったハンドルバーにマファックのブレーキレバーは9月以降... エロイカに間に合うといいのだが...ということで夏休み!1ヶ月の間ショップは閉まります。この夏に観光でパリに行こうと計画中のあなた!観光客目当てのショップ以外はほとんど閉まりますのでご注意を。

Bonnes vacances!って私には関係ありませんが...

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コメント: 10
  • #1

    バカボン (木曜日, 02 8月 2012 20:00)

     最近では、オーナーの名前をフレームに入れるのですね。

     何でか知りませんが、何時からかエルネスト・スューカのサインを入れるのが流行ったみたいですが。
     もしかして、これも、インチキというか、線引屋さんのお仕事?
     それを知ったら、がっかりでしょうね。

     ステムに面倒な作業が必要とは、思いませんでした。
     一見した限りでは、パッと付きそうですが・・・
     そういえば、何で、斜臼を横に捻っているのでしょう。
     普通の既製品のステムは、皆、南向きに臼が立ち上がっていますよね。これが、不思議です。

     そちらでは、オリンピックでのフランスの活躍は、どんな感じですか? メダル数も、上位ですね。
     インセップの効果でしょうか?

     1940年代のポーターは、完成した姿を見たいものです。

  • #2

    cycle-shooting (木曜日, 02 8月 2012 22:51)

    そうか、それで違和感があったんだ。なんで横なんでしょうね?聞いてみます。

    サインですが全部が全部ってわけではないでしょうね。

    オリンピックですか?フランスと言ったって肌の色がだいぶ黒っぽい方とか、豚肉を食べないかたとかのおかげって感じもしませんが。まあそれ言ったらオリジナルアメリカンなんてないんですからね〜やはりこれも家の周りでは話題になりませんね...

  • #3

    Densuke (木曜日, 02 8月 2012 23:13)

    ステム出来ましたか、、いいですねぇ。どうせならハンドルバーとブレーキレバー、テープも揃えてワンセットで完成させておいて、すぐ交換出来るようにしておくとか、、

    むかしフランスでは自転車に所有者の名前を入れなければいけない規則があったとか聞きましたが。何時の頃の話なんだか、、

  • #4

    バカボン (金曜日, 03 8月 2012 07:48)

     それで、昔は、ステムの六角ボルトに金属のプレートを挟んで、そこに認識票みたいにしていましたね。
     サンジェやエルスは、上手くデザイン処理して、それがセールスポイントにもなっていますね。憎い!!という感じです。

     日本だと、前の泥除けの下に、筆でラッカーによる名前を入れたりしましたね。
     なんか、小学校一年生みたいですね。

     管理者様は、フレームにオーナーのネームと書いておられますが、ビルダーのサインかな?とも思います。
     ちなみに、僕の頃は、有りませんでしたね。3000番の記念モデルが上陸してからだと思います。
     茶器の銘とかと一緒で、何となく日本人が好きそうですね。

  • #5

    cycle-shooting (金曜日, 03 8月 2012 08:42)

    ハンドルバーにブレーキレバーは、このステムを発注したあとすぐに手に入れてバフがけしてこのステムが出来上がるを待っています。早く取り付けたいです!

    自転車にも税金がかかったのでその支払証明みたいに名前とかいわばナンバーみたいのが必要だったとか。

    フレームにはビルダーじゃなくてオーナーです。ちなみに今回あったのはオーダー用紙と同じ日本人の名前。少なくともサンジェの工房には日本人のビルダーいませんからね(^^;

  • #6

    Koya (金曜日, 03 8月 2012 13:49)

    微妙なすり合わせとは現物の自転車と合わせてみて調整する必要があると言うことですか?

    そうなると、ステムのみ日本からオーダーする場合、支障があるというわけですか?

  • #7

    cycle-shooting (金曜日, 03 8月 2012 15:05)

    叩いちゃえば入ると思いますよ(^^; パイプ径やハンドルバーのサイズに合わせてオーダーしてるわけですから。そこを微妙にぴったり入れたいんでしょうね〜
    作業が始まったらまたレポートです!

  • #8

    Densuke (金曜日, 03 8月 2012 15:33)

    クロームの厚みの問題とかでしょうか、、、

  • #9

    cycle-shooting (金曜日, 03 8月 2012 15:42)

    どうなるんでしょう!?9月以降のお楽しみに!

  • #10

    バカボン (土曜日, 04 8月 2012 03:08)

     公差の問題は、厄介ですね。

     ステムの場合、フレームとの取り合い寸法は、日本のJISだと、0マイナス0.2㎜ですね。
     シートピラーだと、コンマ2㎜おきに有りますから、それ以下じゃないとシートピンで締め込んでも拙いという事ですね。
     ハンドルコラムの方は、適当と言いつつも、イタリア/日本のΦ25.4㎜と、フレンチのΦ25.0㎜ですね。

     サンジェールのステムの材料は、予め22.0㎜の鋼管での手作りだから、擦り合わせが必要無いと思っていましたが・・・

     それとは、別に、日本Tがサンジェールの物真似したトーエイのステムは、22.2㎜ですが、たったそれだけの事なのに、部品のボリューム感が変わってきますね。
     自転車のフォルムとは、中々難しいものです。