5日目はツアーでボスニアへ。個人で情報もなしで行き当たりばったりで右往左往するのにつかれていたので今日は快適。バスで勝手に連れて行ってくれるし、ガイドも付いて怖いものなしだ。
怖いものといえばボスニアの国境。昨日までの途切れた区間を行き来するのとは違う。
バスの中で席から立ったり、不穏な動きをしないように十分以上に注意をうながされる。
時に1時間以上足止めを食らうこともあるという。まあ、何事も無く10分ほどで通過できたけど。
目的地に付く前に一箇所立ち寄った。要塞とイスラム教の教会に立ち寄った。ここがなかなか良い感じ。
ボスニアとクロアチアでは自然からかなり様子が違う。まあ、海のそばと内陸というのはあるのだが。
「ボスニアの川よモルダウよ〜♫」と勝手に頭の中を流れ始める。ボスニアではなくボヘミアが正解。
目的のムスタードにつく頃にはあたりの建物にはおびただしい銃痕が見て取れる。20年前にWWII以降ヨーロッパで最大の戦争がここで起きていたのだ。その爪あとは今でも生々しい。
ふと街を走るバスを見ると黄色いバスで日本国旗みたいなマークをつけている。一台でなくおそらくこの街すべてのバスがそうだ。よく見ると「このバスは日本人からのもの」と英語で書かれていた。日本ではなく、日本人からのものなのだ。なんとなく誇りを感じずにはいられない。気高き日本人よ。
街を歩き始めると結構な日本人観光客とすれ違った。パリでは見なくなった日本人観光客はこんなところを歩き始めているのだ。
アドリア海につながる川と山々を結んだここの建築物は美しい景観を産み、また紛争のあとがさらに重厚感をましてとても楽しめる場所だ。クロアチアの海に飽きてきたところでもあり新鮮さもあった。クロアチアにボスニアと一つの旅行で2つの国を回れるのがヨーロッパのいいところかもしれない。
ちょっと観光に疲れが見えてきたのでさすがにあすはのんびりしたい... でもまた、風は強く雨も吹き付けているのだった。
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バカボン (木曜日, 17 5月 2012 12:30)
嫌々、どう致しまして。
パッと石畳の階段を絵にしたり、石塔ですか、木々と雲の入れ方や太陽光線を塔にさりげなく重ねつつ適正露出で。
道案内の後ろに綺麗にグラデーションが掛かるタイミングでの雲と太陽の切れ間の白黒ならではのシーン・・・
やはり、プロの感性ですよ。
それと、モチーフを傾斜させると、素人は、奇抜な写真にしか出来ないものです。
とても自分では真似出来ません。
Densuke (木曜日, 17 5月 2012 13:27)
モスタールの橋は有名ですね。とても充実したバカンスですね。
今の状況から考えるとユーゴスラヴィアという国が何十年と存在したというのは信じられないような事ですね。
koya (木曜日, 17 5月 2012 15:18)
モスタール橋、良い感じですね~。度胸試しでここから飛び込むのですよね。今もやっているのか・・・。あ~、アドリアーテイコは憧れ!
バカボン (木曜日, 17 5月 2012 19:39)
皆さん、色々と良くご存知ですね。
もう少し、写真から見所を解説して頂けると有り難いです。
漠然と民族紛争で大変な国としか・・・
cycle-shooting (木曜日, 17 5月 2012 20:40)
いや〜私もよく知らないのですよ〜(^^; こっちで出かけたから興味を持って調べてるくらいで。そのうえ、ネット回線が悪く、ウィキペディアのページを開くのに2時間くらいかかるときもあるくらいです。
ここに来るまでボスニアに行くことも考えていませんでしたし。この旅行を機にユーゴスラビアとコソボの紛争などを振り返ってみようという感じです。
写真前半はモスタール手前のポチテリという街。ここではほとんどのイスラム教のボシニャク人は殺されるか連行されほとんどが破壊されたという街らしいです。民族浄化にあったところだそうです。
今日は強風。ベランダのや概要のテーブルと椅子が粉砕した上にどこかに飛んで行きました。あちこちに残骸が散らばっています。滞在客の安全を確保するためにホテル側は何かするかと思いましたが一切ありません。気温も14度と半袖しか持って来なかった私は寒くて仕方ありませんでしたよ...
cycle-shooting (木曜日, 17 5月 2012 20:42)
この橋で度胸試しですか!?死にますよ。地元のサッカーチームが優勝すると裸で飛び降りるとか!?
koya (金曜日, 18 5月 2012 02:17)
夏場になると飛び込む若者達が結構いるので有名ですよ。中にはお金取って飛び込むとか・・・。