クロアチア４日目〜Hvar島　C Biogon 4.5/21mm

さて、４日目。レンタカーは３日間なので本日が最終。とにかく来る前にクロアチアを全く調べて来なかったのでどこに行っていいのかわからない。ホテルで予約できるツアーをすべて周っていたら破産しちゃうし。それ以外の情報が全くない。街に出てもツーリストインフォという看板はあるもののそれがあることはまずない。ホテルで貰った観光地図は大雑把でその近くに行ってもその名所を発見することも難しい上に現地の人に聞いてもほとんどわからないといっていい。初めての国は難しいのだ。ネットで調べようとするとそのネット回線の遅さでそれどころではない。１日４ユーロほど取られるのだがとにかくつながりにくい。最初の数日は良かったが昨日からほとんど皆無に近い。昔の電話線回線の方がよっぽど早かっただろう。 で、今回はHvarという島に行ってみた。となり町からフェリーが出ているしユネスコの遺産もいくつかある島なのでそこに出かけてみた。前日からきちんと調べていけばよかったのだが朝調べるとフェリーはそう数多くなく午前の便には間に合いそうもない。午後１時の便に乗ることにして近所をドライブ。観光地図にある見所に行ってみるが結局一個もわからずじまいだった。それがフェリーを降りてその島に行ってからも続くのだった。この島は東西に８０km程の長細い島。ほとんど一本道でつながっている。８０kmなら１時間ちょっと...と考えたのが甘かった。そこは峠道。かなり道幅が狭く対向車が来るたびに立ち往生。サイクリストも多くこの自転車をバスなど大型車は追い越せない幅。しばらく自転車の上りのスピードで上がっていく... そんな道幅なので景色が良くともちょっと止まるには危険がいっぱい。予定の場所には２時間近くかかった。途中にトイレもガソリンスタンド、もちろん店もない。その街についてもユネスコの看板などもなく観光客が立ち寄る様子もない。現地の人に聞くと何もわからないと言われた。結局ここでそれっぽい教会を見た。しかし中に入れない。この国の教会のほとんどが閉まっていて入れないのだ。もう時間だ。また来た峠道を走ってフェリー乗り場に帰った。たしかに本土と違う風景があり島の美しさは堪能できた。しかしユネスコを売りにするにはどこにあるのか住人すらわからない。ネットで帰ってきてから見ればその街全体がユネスコに指定されていた。外国人が勝手に観光地に仕立て上げているだけでまだこの国ではそれが認知されていないようだ。まあその中で素敵な場所を探すアドベンチャーというふうに言えないでもないが。 あすはボスニアに入国する...