クリスマス前から休暇でやってきていた家族が明日早朝アメリカに帰ります。それで、かみさんのお姉さんの家でディナー。かみさんは仕事で現地集合なので帰りのナイトランを楽しいに自転車で出た。
帰り道、せっかくだからパリのセーヌ川沿いを走ることに。そうすると自転車と歩行者の専用道が川沿いにあるのを発見。そこを進むことに。セーヌ川は最近水位が上がっていてその側道とほぼ同じ高さまで上がっている。知らなかったが、コンクリートや砂利を運ぶような大型のボートが停泊。これが結構暗闇にそびえ立っているので不気味に見える。そしてかなりゴツゴツした石畳になってきた。下を噛みそうなほどだ。幾つかの橋をくぐるのが結構怖い。真っ暗でところどころ川で浸水。ノートルダム寺院の脇でちょっと写真を撮った頃はまだ良かった。ここを超えたあたりから人気もなくなり対岸のシテ島からの明かりの反射で道はあるけど完全に浸水しているのがわかりこれは危険と引き返して階段をバイクを担いで上がって一般車道に出て帰った。しかし寒いのもあって日曜の夜は午後9時過ぎでも車もまばらだし人気もない。妙に不気味な雰囲気のパリを味わった。
セーヌ脇の石畳を走っている途中からリアで異音が発生。おそらくガードのネジが緩んでいるような音だ。実は今朝、修理不当ということで安価で手に入れたHuretロゴのジュビリーのリアのレストアがすんだので今付いているSACHS HURETのものと交換しようと作業開始。まずはSACHSを外して今ひとつしっくりこなかったプーリーをばらす。ジュビリーのプーリーはベアリング入りだったんですね!チャレンジャーなどはベアリング入ってなかったのでHuret辺はベアリングなんか使ってないと高をくくっていたのでちょっとびっくり。早速洗浄してグリスアップして全く別物のように回転する!
で、Huretの古いものに取り替えてみるとこれがあちこちに微妙に違いがあって簡単に付け替えられないことが判明。その上やや無理もあるし、各部が薄く耐久性にも不安がある。今の状況で問題なく動いているので無理をせず同じジュビリーでもあるのでそのままSACHSで続投。プーリーの調整をしたので更に静かに走れるようになり満足していた所でガードを抑えるナットが緩んで結構なノイズを出しながら人気のないパリを抜けて帰ってきたのでした。
※写真はiPhone4S。やはり暗いところはノイズが酷いですね...
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Densuke (月曜日, 16 1月 2012 08:57)
セーヌ沿い、ハウスボートが多いですね。写っているのはイベント用のボートらしいですね。
それにしても、ユーレって色々ありますね。奥が深い!
フリー側のナット、チェーンに当たりそうで微妙に邪魔な場合が多いんですが、エンド穴にネジが切ってあればナットが不要になるのに、そういうフレームは少ないですね。多分直接エンドにねじ込むよりもナットで固定した方が何か無理な力がかかった場合にエンドに悪影響が及びにくい、みたいな事かと思います。
cycle-shooting (月曜日, 16 1月 2012 11:24)
Densukeさま
ハウスボートのような可愛らしい、一度は味わってみたいな〜この生活!というような可愛いものではなく昨晩のはやたら大型船で、にを積んでないでやたら水面からせり上がってました。ノートルダムとかの近くはイベントやレストランの船なんですけどね。きっと昼間は働いてるからそれらの船はどこかを走っていて見えなかったんでしょうね。
Densuke先輩!
ディレーラーの付け方で質問です!まず、私の紫サンジェはHuretのエンドが使われています。で、ディレーラーを固定する穴にはネジが切られていて直接締め込むことができます。で、これは締めこんじゃっていいんですか?ホイールを外すのにグイッとディレーラーが後ろに移動するようにしなくていいんですか?SACHS Huretにはあいだにアダプターみたいのが入るのでそれが可能ですがHuretのジュビリーはそれがなくまたそれが入るほど余裕が無い長さなのです。これはそのまま締めこんじゃっていいんですかね?前に締めこんでサンジェに持って行ってみてもらったら「ダメだよこんな硬くしちゃ!」って言われたんですがアダプターがなければネジは緩んじゃいそうですし、アダプターを挟む余裕も無いですよね?どれがいいのでしょう!?
Densuke (月曜日, 16 1月 2012 15:48)
おー、泥沼にはまってますね!!ジュビリー持ってないですし先輩ではありませんが、、ディレイラーが動かない程硬く締めるのはマズいです。というか普通は締め込んでも動くようになっているんですが。これが動かないとチェーンの揺動を収拾出来ないし、変速のとき対応出来なくてチェーンが切れたり、ジュビリーの場合はディレイラー自体がちぎれるかも、、アダプターみたいのというのは多分爪がついていて動きを制限するやつだと思うのですが、ユーレのエンドはこれが4時辺り、カンパエンドは7時辺りで、それぞれ異なるアダプターが必要です。古いジュビリーはこの爪が本体に付いていて、カンパ用とユーレ用バージョンがあるようです。突き通してフリー側からナットで固定する必要がないならばネジ自体は5mm程の長さで十分です。短すぎるなら固定ボルトをザックス・ジュビリーから移植することは出来ませんか?
こんなサイトを見つけてしまいました。すごい人はいるものですね、ひたすら感心。ちゃんとした答えになってないですが、、、http://www.geocities.jp/kbys00006/bike/huret_jubilee_endbolt.html
Densuke (月曜日, 16 1月 2012 16:10)
ご参考になるかどうか、、
http://www.disraeligears.co.uk/Site/Sachs-Huret_Derailleurs_-_Speedometers_-_1984_page_4.html
http://www.disraeligears.co.uk/Site/Mel_Pinto_catalog_-_1970_to_1975_scan_27.html
http://www.disraeligears.co.uk/Site/Mel_Pinto_catalog_-_1970_to_1975_scan_19.html
cycle-shooting (月曜日, 16 1月 2012 16:35)
いやいや、私なんかよりもたくさんのご経験をお持ちのDensukeさまは先輩です。
記帳な資料有り難うございます!これをみて紫サンジェはHuretの純正エンドだから仇討たーいらないのでは!?とまた外して見ました。見事に爪は7時方向...このアダプターを探さないといけませんな...
前のリンク。私も見ました。羨ましいです。自分で無い部品作っちゃえるの。サンジェのアトリエにも工作機械があるんだから作れるように修行させて欲しいです!中学の技術家庭でしかいじった事無いですが....
バカボン (月曜日, 16 1月 2012 17:17)
実は、ホームページをお気に入りにしていたら、更新されなかったので、増えているのに気が付きませんでした。
さて、ジュビリーですが、ユーレー時代でも、時代で、2~3種類有ります。ザックスになってから、プーリーガイドに穴が開きましたが、基本的性能は、似たり寄ったりです。
エンドと変速機の質問箇所の拡大写真と取付け写真、各変速機の該当部分を載せて頂ければ、もう少し正確に回答出来ますが、知識の範囲で、まずは、軽く。
①爪が本体と一体になっているユーレーエンド専用タイプは、爪の角度でユーレーエンドタイプとカンパエンドタイプがある。
この場合、おおよそですが、ユーレーエンドに取付けた場合、変速機のパンタグラフの角度は、45度と30度程度になる。
フリーのロー側(大きい方)の歯数にもよりますが、アウター/ローにして、チェンの長さで調整しつつ、歯とプーリーが干渉しない範囲で、プーリーがなるだけ寄る様に調整し、インナー/ロー側と、全段数が使える方向でチェンの長さを決定する。
インナー/ローを使う事がなければ、多少殺してしまっても、常用段数が使えた方が、普段の使用で調子が良ければ、それでも良い。
一般的には、45度だと格好が悪いという日本人が多いが、寝ている方が、ジュビリーの様なシングルテンション式変速機には、有利。
ですから、ザックスの場合は、なるだけアタプターのネジを緩めて寝かせると良い。
②ザックスのアタプターは、カンパアタプターといい、本来、カンパエンドにユーレを付ける場合に使用する物。
ですが、ザックスの場合もユーレーの場合も、ユーレーエンドに、ねじ山が有るのなら、ねじ込めると思います。
③エンドの厚みによっては、ユーレー専用型は、フリー(チェン)との隙間が、裏ナットとギリギリの場合が有りますが、2㎜程度開いていれば変速に問題なしと思います。
エンドがネジ切ってあるので、このナットは不必要なはずです。
思いっきり締めると、動かない?そんな事無いと思いますが・・・
カンパアタプターが付いている物しか、持っていませんが、これは、ばら売りしている物なのです。
爪が最初から付いているものが、締めこむと動かず、ザックスが動くなら、ザックスを使うのが、一番簡単ですが、ここの部分だけ、ボルトも爪も含めて、取り替えてしまって、旧変速機が首を振ると良いのですが。
どちらのタイプでも、そちらのサンジェエンドなら、思いっきり締めても、動くと思います。
アダプターがなければネジは緩んじゃいそう・・・ネジの外れに寄与しているとは、思えませんが・・・この意味が不明です。
ひとまずは、この辺で・・・
時間が有りましたら、家に転がっているのを見てみましょう。
間違いや思い違いが有るかもしれませんが、写真を載せて頂ければ、もう少し確実だと思います。
なんせ、フランス部品は、いーかげんですから。
バカボン (月曜日, 16 1月 2012 17:45)
追記です。手持ちの旧ユーレージュビリーも、取り付けボルトのねじ切りが途中で終わっていますから、其処まで思いっきり締めても、首を振る様な位置でコンマ数㎜の隙間が出来て止まると思います。
ですから、その隙間が無く、本体を締め付けてしまうのかもしれません。
つまり、ネジ切りが1/2~1ピッチ分多いという事です。
動かない理屈は、たぶん、上記だと思います。
其処を、ボルトだけ付けてみて、目でも良いので、測って見て下さい
それが当たっているならば、ワッシャーが入っているなら、それを薄くするか、取り払って思い切り締め付けて見て下さい。
それで、ガタが無く有る程度スムースに動くなら完了です。
ガタが有ると、性能面他、変速機にダメージを与えますから、注意して下さい。
当たっていると良いのですが。
バカボン (月曜日, 16 1月 2012 17:56)
思い切り締め付けて見て下さい。
と言いましたが、そうすると、自分で更に食い込み量を増す事になり、更に行いますと、エンド側のネジが壊れてしまいます。
勿論、その位締め付ける力は、プロレスラーだけかもしれませんが、思い切りというのは、適度に緩まない程度にという意味です。
加減して、緩んでくる事の無い・・・という意味の裏返しです。
ボキャブラリー不足で、済みませんでした。
他の事例でも、自転車側を加工すると、現物しか付かなくなるとか、次に付ける部品を常に加工するという事にもなりかねませんから、トライするなら、交換の効く変速機側で実施してみて下さい。
そもそもエンド側がおかしくて、全てのユーレーでなるなら、エンド側の加工が恒久対処となるのですが、ザックスは付くという事ですから、旧ユーレー側で良いはずです。
それでは、ご健闘をお祈りします。
Densuke (月曜日, 16 1月 2012 19:19)
次回サンジェに行くとcycle-shootingさんが奥から油にまみれた手を拭きながら出てきて「こんちは、何か?」とかありそうですね!
cycle-shooting (月曜日, 16 1月 2012 20:53)
バカボン先生
いや〜私の知りたいところをうまくついてくださって大変勉強になりました。
そうですね。今度から作業中の撮影も試みるようにします。
私も旧ジュビリーのネジ山が途中で終わっていることから締めこんでもフリーになっていると思ってみたのですがしっかり固定されます。手間を省いただけのようです...
それとザックスの本体取り付けネジを旧ジュビリーに使うとあら不思議!ナットが着くとこまでネジがでてこないんです。きっとディレーラー本体のネジの入る部分の深さがやや浅いんでしょう。とにかく互換性がないと言うかうまくいかない...
私が今回したいことは、紫サンジェに付いているザックスロゴではなくHuretロゴのものにしたかったという単純な発送から数々の不明な点が持ち上がってきたのです。そして外したものを緑サンジェにつけてやるということをしたかったので最終的には2つとも機能して欲しいわけです。緑サンジェはもうあまり乗らないのでとりあえず付けばいいというところなんですけどね。
週末に時間が取れなくパーツコレクターの家に遊びに行けませんでした。木曜か金曜に行けそうなのでその時探してみます。サンジェにもアダプターはあると思いますが。
Densukeさま
有りそうなので怖いです。ヴィクトールに怒鳴られている(オリビエじゃなくて)かもしれません。怒鳴られているのは今でもそうか...
cycle-shooting (月曜日, 16 1月 2012 20:56)
バカボン先生
お気に入りにしていただいてありがとうございます。更新のお知らせがイカないのはなぜでしょうか?このサイトはJimdoというのを使用しておりこちらとしてはテンプレートを利用してるだけという感じで詳しいことはわかりません。わからないことばかりで申し訳ありません。お手数ですが時々立ち寄っていただけると幸いです。これからもよろしくお願いいたします。
Densuke (火曜日, 17 1月 2012 17:35)
フランス製品、ネジの切り方とかも結構いい加減な事があるので、その辺の問題かもしれませんね。今日のディレイラーにはナット止めなんてありませんから(そんなスペースもない)ナット無しで試してみるのをお薦めします。前の所有者がネジ部分を短く切ってしまったとかもあるかもしれませんが。同名の製品でもバージョンが沢山あるようだし、、泥沼状態を楽しむ気持ちで行きましょう。じゃぁ月、火曜の午前中はcycle-shootingさんが店番ということで、、
cycle-shooting (火曜日, 17 1月 2012 23:01)
Densukeさま
フランス製品が美しいとは言えお粗末な所がある上に古い中古品であるということは厄介ですよね。さっき、工具入れをひっくり返したらアダプターが出てきたので時間を作って緑サンジェに試して見ることにします。
月曜と火曜の午前中担当になるとサンジェは年中無休体勢!
Densuke (水曜日, 18 1月 2012 12:00)
僕がネット上で見たユーレのカタログでは、74年度版のリアエンドはユーレ用(4時頃)、78年のリアエンドはカンパ用(7時頃)が描かれています。独自の仕様だったのが時代の趨勢に従ってカンパ仕様に移行したとも思えます。
ついでにキャリア等のロウ付けも習得するとか、、
cycle-shooting (水曜日, 18 1月 2012 23:19)
Densukeさま
そしてHuretはSACHSになり消えて行くわけですね...
とりあえず自分のステムは自分でやってみるとか?
Densuke (金曜日, 20 1月 2012 15:29)
あのステムは結構手が掛かっていますよ。真鍮のロウを盛ってヤスリで成形してある。クローム掛けするのは相当磨き込む必要も。練習にはいいかも。
cycle-shooting (金曜日, 20 1月 2012 21:21)
メッキに出すフレームやパーツの仕上げは職人技ですよね。普通の塗装のものと違って相当表面処理にこだわりますね。オリビエのそのこだわりようはかなりだそうです。
さて、ジュビリーのネジですが基本的にはシリーズ通して同じ長さだそうです。それ以外の長さということはそれはアルビーとかのものにどこかで変わっちゃったのだろうということにある専門家からご指導頂きました。ついでに長い純正のネジを頂いて来ました....体調が整い次第作業にかかりたいと思います。
Densuke (土曜日, 21 1月 2012 13:13)
オリヴィエだってサンジェという歴史を背負ってますからねぇ。手を抜く訳にはいきませんよね。
ジュビリーの件、解決しそうで良かったですね。そういう生き字引みたいな人がいるといいですね。
cycle-shooting (日曜日, 22 1月 2012 23:14)
そういう意味でも日本人がオリビエに、おやじの作ってたやつ作ってくれよ!という感じにオーダーが聞こえるのかもしれませんね。やはりオリビエの新時代のサンジェもちゃんと見てあげないと...だからこそ、新世代のサンジェのロゴステッカーにはオリビエの名前になったわけでしょうし...