サンジェと初めてのピスト

毎週木曜はピストの日。ようやく日程があって見学に出かけた。ここはINSEP。オリンピック選手の強化養成所でこのピストの他にはサッカー場、各種陸上競技、水泳、道場それから射撃場が一箇所に集まっている。数年前まで住んでいたヴァンセンヌにあるのだ。ここで毎週木曜の午後7時から10時まで一般に解放されパリ近郊のクラブが一斉に集う。中にはフランス代表などもいてなかなかの迫力だ。なんといっても160mほどの小さなピスト。カーブとうねりがすごい。見てる方は目が回る勢いだ。

ピストといえば競輪が有名であることからこの場にいる唯一の日本人ということでやたらと競輪について聞かれる。中には1957年に5ヶ月日本の競輪の養成所にいたという初老の男性まで紹介される始末だ。ちなみに競輪は見たことがない。8月に近所の千葉競輪に行ったのだがその日は場外で見れなかった。開催日は台湾か北海道にいた。その上競馬、いやパチンコ...宝くじにも手を出さない。すでに人生がギャンブルなので他には手が出せないのだ...ということでピストの生は初めてだ。

みんなと時間内ずっと走っていなければいけないようだしそのペースもかなりのものでとても私がついていける世界ではない。まあ、ピストが欲しくならずにすんだのは幸いだ。一般が休憩中、本アク的にやってる若者はグイグイ走る。時速60km/h 以上だそうだ。犇めき合って走っている中でペースを落とすために列から離れたりする者も入る。ちょっと間違えば大事故になる。射撃以上に危険とかんじたほどすごい勢いなのだ。

自転車も奥が深い...一つ違う世界が垣間見れた。で、このピストバイクで町中走っちゃってるの?今の流行りで?そりゃ無謀だよ...ここに来る連中は皆自転車を車などで運んできてるよ。

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コメント: 9
  • #1

    Koya (金曜日, 25 11月 2011 12:45)

    時間内ただひたすら周回する。ストイックですな~。僕はピストは怖くて乗らない。いや乗れない。昔、一度だけバンクで走らせてもらったけれど、あのバンクの角度がきついのである程度の速度で走り続けないと結構怖い。止まるとこけるから。
    フランス陸軍クラブのジャージ良いな~。欲しい(笑)。

  • #2

    cycle-shooting (金曜日, 25 11月 2011 12:54)

    以前ちょっとだけフィクスドを試させてもらったことがあります。ただうまくブレーキできなくて外れた片足が、くるくる回るペダルに再び乗せることが出来ず諦めました。どうも性に合わない感じがします。自転車的にはシンプルでかっこいいと思いますが...

    陸軍ジャージ。多分買えると思いますよ。本気で欲しかったら聞いてみますのでサイズをお知らせ下さい。

  • #3

    Koya (金曜日, 25 11月 2011 13:02)

    私もピストは自分には合わないと感じてました。

    日本ではピストブーム(アメリカの映画の影響らしい)で迷惑しごくですよ。あぶないったらこの上ない。まあ警察もとりしまり厳しくしてきましたのでブレーキレスの輩も多少は居なくなるかな~。

    陸軍ジャージ買えるのですか?それは是非。メールで連絡します。

  • #4

    cycle-shooting (金曜日, 25 11月 2011 13:26)

    ピストブームは大いに結構です。各街のスポーツ上にはピストができていつでも満員御礼になるほどの人気ならば。これが上辺だけでカッコだけだと困りますよね。それと他の自転車と一緒くたにされて規制の対象とかになるのも困ります。そのうち、ギアの変速は10速まで、ママチャリで10年の経験を積まないとドロップハンドルはダメとか。冗談ですけどね。自転車に乗る物。またそれを取り囲む車の運転手などにも認知度を上げてもらいたいですね。ロンドンのように自転車のためにそのとおりの車の最高速度を30km/hとかにするとかね。全体で取り組んで行かないといけませんな。

  • #5

    Koya (金曜日, 25 11月 2011 13:46)

    その通りですね。とにかく昨今の自転車ブームで、道路事情が自転車量に追いついてない事や免許制じゃないので、車にのっている方はなんとなくマナーが分かりますが、そうじゃない人は歩道突っ走ったりあぶない。ロンドンは自転車30Km/h制限なのですか?
    日本もそれは考えた方が良いかもですね。サイクリング専用道でもかっ飛ばすロードが多くて、事故が多発しとります。
    でも問題意識は皆持ち始めましたので、試行錯誤は有るでしょうが、良い方向に向かうと思います。
    フランスでは自転車は右側or左側通行?

  • #6

    cycle-shooting (金曜日, 25 11月 2011 15:21)

    ロンドンでは車が飛ばうので自転車が危ないということで自動車の制限速度を30km/hに設定。そのおかげで自転車も安心して通れるようになりその道自体も活性化していったという例があります。かっ飛ばすロードがいてもいいのです。日本だと右側から遅い自転車を抜いていけばいいのですから。速い車は右側を走る。左からは抜かない。また遅い自転車は左側をきちんと走る。ということですね。
    フランスは日本と反対で右側通行で車ともちろん一緒です。うちに帰るのに片側3写真の大きな通りをかっ飛ばしてくる車を手信号でスピードを緩めさせて一気に3車線向こうの左折レーンに行きます。子供のせたおばさんママチャリもやります。
    今日サンジェに行く時にいつもと違う道を通っったのですが通りすがりの街では「自転車、歩道走行禁止の街宣言」みたいなプラカードを掲げて一切歩道への乗り入れを禁止してました。歩道で走ると80ユーロの罰金です。

  • #7

    Koya (金曜日, 25 11月 2011 15:29)

    なるほど。日本もこれから徐々に整理されて行く事でしょうね。まだヨーロッパほど自転車ルールに慣れていませんから、これからです。とくにママチャリかな~。後は自治体のルール作りかな。玉川サイクリングロードでは調布市と狛江市で、左側通行、右側通行を各々逆に指導していて大混乱です。調布だと左側通行なのに、狛江市に入ったとたんに右側。

  • #8

    K (金曜日, 25 11月 2011 15:30)

    玉川じゃなく多摩川でした・・・。

  • #9

    cycle-shooting (金曜日, 25 11月 2011 21:21)

    そうなんですよ!小学校の時は車の様子がわかるからということで車と反対の右側走行でしたよ。大人になってから逆って話も聞きましたし...かと言って逆を走っていても何もお咎めないでしたからね〜